BEAST POLICEⅢ
倉本の過去
「すまん、取り逃がしてしまった」
撃たれた左腕の治療を受けながら、倉本は頭を下げる。
「気にする事ぁないスよ倉本さん。逃がしたならまた追えばいい」
ベッドに横になったまま、巽が言った。
「それよか女医、お前倉本さんの腕しっかり診ろよ?百発百中の射撃を誇る黄金の腕だからな」
「誰に言ってるのよ、この名医に向かって」
相変わらず口喧嘩の巽と美奈。
そんな彼らに構う事なく。
「……」
どこか思い詰めたような様子で、倉本は視線を落としていた。
撃たれた左腕の治療を受けながら、倉本は頭を下げる。
「気にする事ぁないスよ倉本さん。逃がしたならまた追えばいい」
ベッドに横になったまま、巽が言った。
「それよか女医、お前倉本さんの腕しっかり診ろよ?百発百中の射撃を誇る黄金の腕だからな」
「誰に言ってるのよ、この名医に向かって」
相変わらず口喧嘩の巽と美奈。
そんな彼らに構う事なく。
「……」
どこか思い詰めたような様子で、倉本は視線を落としていた。