BEAST POLICEⅢ
野獣狩り
美奈の診療所。
深夜になり、一般の通院患者も途絶える。
「んーっ」
椅子の背凭れに体を預け、大きく伸びをしながら、美奈は一日の疲れを吐き出すように声を上げた。
「ご苦労だったな。医者ってのもなかなか激務だ」
ベッドに横たわったまま、巽が言う。
「少しは見直したかしら?いつも貴方達相手に油を売ってる訳じゃないのよ?」
そう言ってクスッと笑う美奈。
悪態をついてはいるが、巽も倉本も、彼女の確かな腕で、何度も重傷から復帰している。
美奈がいなければ命に関わる怪我を負った事も少なくない。
女という性別で判断する事なく、巽も倉本も美奈を信頼していた。
深夜になり、一般の通院患者も途絶える。
「んーっ」
椅子の背凭れに体を預け、大きく伸びをしながら、美奈は一日の疲れを吐き出すように声を上げた。
「ご苦労だったな。医者ってのもなかなか激務だ」
ベッドに横たわったまま、巽が言う。
「少しは見直したかしら?いつも貴方達相手に油を売ってる訳じゃないのよ?」
そう言ってクスッと笑う美奈。
悪態をついてはいるが、巽も倉本も、彼女の確かな腕で、何度も重傷から復帰している。
美奈がいなければ命に関わる怪我を負った事も少なくない。
女という性別で判断する事なく、巽も倉本も美奈を信頼していた。