BEAST POLICEⅢ
怒りに赤くなっていた時だった。

「コイツは驚いた」

突然の声に、オルロフは手にしていた拳銃の銃口を向ける!

…黒装束の男が立っていた。

雪村 亮二だ。

「早々に野獣どもを殺しに行って返り討ちに遭っていると思っていたが…まさか生き延びているとは。見直した。過小評価して悪かったな」

「っっっっ…!」

亮二の言葉を、額面通りに受け取ってはいない。

完全に侮辱だった。

『それ見た事か、ほうほうの体で逃げ帰ってきたんだろう?』

亮二は暗にそう言っているのだ。

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