BEAST POLICEⅢ
亮二の投げ放った手帳の切れ端が、オルロフの足元に落ちる。

その切れ端に釘付けになるオルロフ。

こんなに簡単に契約が成立するのか?

仲間を全員殺され、孤立無援になってしまっていたオルロフ。

巽殺害にも失敗し、後は警察に追い詰められるだけの窮地に立たされていた彼に、突如として舞い込んできた、暗殺者達の救いの手。

いや、本当に救いの手なのか?

魅力的な誘惑ではあるが、もしかしたらこれは、甘美なだけの猛毒なのではないか?

決して握り締めてはいけない、悪魔の手ではないのか?

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