BEAST POLICEⅢ
「それじゃあ」
巽は傍らに停めていたバイク、GSX1100S KATANAに跨る。
「送ってやれないが気を付けて帰れよ。変なのに絡まれるな?」
「大丈夫ですよ、絡まれたら巽さん助けに来てくれるでしょ?」
にこやかに言う環。
「絡まれるの前提で話をするな」
「あいたっ」
環の頭をコツンとやった黒のフルフェイスヘルメットを被り、巽はバイクに火を入れる。
静かな銀杏並木の公園に似つかわしくない、獣のような咆哮を上げるKATANA。
黄金色の葉を撒き散らしながら。
「じゃあな」
バイクを駆って、巽は走り去っていった。
巽は傍らに停めていたバイク、GSX1100S KATANAに跨る。
「送ってやれないが気を付けて帰れよ。変なのに絡まれるな?」
「大丈夫ですよ、絡まれたら巽さん助けに来てくれるでしょ?」
にこやかに言う環。
「絡まれるの前提で話をするな」
「あいたっ」
環の頭をコツンとやった黒のフルフェイスヘルメットを被り、巽はバイクに火を入れる。
静かな銀杏並木の公園に似つかわしくない、獣のような咆哮を上げるKATANA。
黄金色の葉を撒き散らしながら。
「じゃあな」
バイクを駆って、巽は走り去っていった。