BEAST POLICEⅢ
そんな彼に転機が訪れる。

東西冷戦が終結し、ソビエト連邦が崩壊したのだ。

早速彼はウクライナで基地司令官をしている叔父の少将の元に向かい、兵器庫にあったAK-47やT-72戦車、Mi-24ヘリ等を外国に売買。

以後オルロフは紛争が続くアフリカ諸国を中心に活動、95年のある日商用でリベリアのモンロビアに立ち寄った彼は同国の大統領から呼び出しを受ける。

大統領は商魂逞しい彼を一目で気に入り、以降オルロフは専ら彼と取引するようになる。

このような経緯から、世界の裏表を問わず、オルロフには後ろ盾が多くおり、それ故に一介の武器商人らしからぬ力を持っているのだという。

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