BEAST POLICEⅢ
報復措置
目が覚めると、ベッドにいた。
全身包帯だらけ。
特に肩の傷にはしっかりとした処置が施されていた。
身を起こそうとして。
「駄目っ!」
巽は環に体を押さえられた。
「寝てて下さい!起き上がる事は許しません!」
それは、普段の環からは考えられない強い口調。
彼女がどれだけ、巽の身を案じていたかが窺える。
「環…」
「怪我が治るまでは、ここにいて下さい。欲しいものがあったら、全部私が買ってきてあげますから。絶対にここから外に出ないで下さい」
そう言って。
環は横たわったままの巽にしがみ付いた。
全身包帯だらけ。
特に肩の傷にはしっかりとした処置が施されていた。
身を起こそうとして。
「駄目っ!」
巽は環に体を押さえられた。
「寝てて下さい!起き上がる事は許しません!」
それは、普段の環からは考えられない強い口調。
彼女がどれだけ、巽の身を案じていたかが窺える。
「環…」
「怪我が治るまでは、ここにいて下さい。欲しいものがあったら、全部私が買ってきてあげますから。絶対にここから外に出ないで下さい」
そう言って。
環は横たわったままの巽にしがみ付いた。