コールセンターの恋愛事情
デスクのうえに荷物を置いて椅子に座ると、
「それで、これからどんな仕事をするんですか?」

わたしは彼らに聞いた。

「仕事か…」

辻本さんはそう呟いた後、内場さんと顔を見あわせた。

「あの…」

何か変なことを聞きましたか?

そう思いながら声をかけたら、
「仕事と言う仕事はないに近いかな」

内場さんは苦笑いをした。

「な、ない!?」

それってどう言うことなんですか!?

「俺たちは本社の方で処理しきれなかったクレームや相談事を対処して行くって言う感じの仕事だから、ある意味仕事はないに近いんだよね」

辻本さんが説明をしてくれた。

は、はいっ?

「じゃあ、ない場合は何をすれば…?」

そう言う場合はどうすればいいと言うのだろうか?
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