コールセンターの恋愛事情
Eleventh Call□恐怖のバレンタインデー
早いもので、2月を迎えた。

世間はチョコレートが飛び交っているバレンタインデーである。

そんな日だと言うのに、
「何でこうなっているんでしょうか?」

わたしは隣にいる内場さんに呼びかけた。

「どうなったって言うんだろうか?」

内場さんが隣にいる辻本さんに呼びかけた。

「チョコレートに種って…アーモンドが入っていただけなのに、地下室に監禁されるってどう言うことなの?」

辻本さんは訳がわからないと言うように言った。

チョコレートが飛び交っているバレンタインデーのこの日、わたしたちは絶体絶命の状況に立たされていました。
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