コールセンターの恋愛事情
松本さんのその質問に、わたしたちはお互いの顔を見あわせた。
「気持ちは変わっておらんよ。
エリは昔から、俺だけのお姫様だよ」
そう答えた蔵野さんに、松本さんは驚いたと言うように視線を向けた。
「――チカ…」
呟くように名前を呼んだ松本さんに蔵野さんはいつくしむように微笑むと、彼女の頬に向かって手を伸ばした。
こ、これは間違いなく…!
そう思っていたら、
「さっ、よい子は寝る時間だ」
辻本さんが言ったかと思ったら、視界が暗くなった。
違う、辻本さんの手がわたしの目をおおったんだ。
「ちょっ、ちょっと何をするんですか!?」
と言うか、もう“よい子”って言うほどの年齢でもないんですけど!
「気持ちは変わっておらんよ。
エリは昔から、俺だけのお姫様だよ」
そう答えた蔵野さんに、松本さんは驚いたと言うように視線を向けた。
「――チカ…」
呟くように名前を呼んだ松本さんに蔵野さんはいつくしむように微笑むと、彼女の頬に向かって手を伸ばした。
こ、これは間違いなく…!
そう思っていたら、
「さっ、よい子は寝る時間だ」
辻本さんが言ったかと思ったら、視界が暗くなった。
違う、辻本さんの手がわたしの目をおおったんだ。
「ちょっ、ちょっと何をするんですか!?」
と言うか、もう“よい子”って言うほどの年齢でもないんですけど!