空を照らす向日葵
「なあお前とこの子ってどういう関係なワケ?」
荒い鼻息交じりに僕の脇を突くコウタの問いに、逡巡した後、僕は答えた。
「特に何も」
「…何もって。」
友達でもなく幼馴染でもなく、ましてや恋人同士でもなく。
それを簡潔に伝えただけだったから、僕とキミの顔を交互に伺うコウタの困惑も当然だって、その時は気付かなくて。
何て顔してるのなんて思っていた僕は、やっぱり、最低だったね。
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