なつめくんの束縛2
「ゆっちゃんも随分生意気になったね」
俺にバカって言うとか、と棗君は付け足す。
自分でもびっくり…!
だんだん慣れてきたってことなのかな…?
「悪い子にはお仕置きだよね〜」
うんうんと棗君は一人で納得しながらそう言う。
「え…お仕置き…!?」
棗君が一人で納得してるだけじゃん…っ!
お仕置きなんて嫌だ〜っ…!
「何にしようかな…」
そう棗君が呟いた時…
「原谷先輩」
棗君を呼ぶ声が私達の後ろから聞こえる。