恋物語



ダンボールに入った子犬の姿があったのだ。


雨に濡れているせいか子犬は弱々しく鳴いていた。


「クゥーン…」



神崎はそこから動こうとはしなかった。


私もそこから動こうとはしなかった。



すると突然 神崎が子犬の方へ寄った。



なにをするのかと思ってると、神崎は子犬に傘をあげたんだ…



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