恋物語


この子犬をあげたと同時に玄関から

「ただいまぁ〜」と声がした。


子犬を抱えて私はその声の主のところに行った。


「あら?その子犬は?」


ママが不思議そうに訪ねてきた。


「あのね、ママ。この子犬 飼ってもいい?」


私がそう言うとママはふふっと微笑んだ後


「鈴が動物を拾ってくるなんて珍しいわね。可愛いから飼ってもいいよ。」



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