恋の六法全書~姫は王子のキスで~


 二十分ほどで食事を終えた求くんは、閉めたカーテンをちょっとだけめくって、掃き出し窓から見える真っ暗な風景を眺めていた。


「今から二人で、海行かない?」


 そんな提案を、私にしてきた。
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