現夢~ウツツノユメ~
②
「そうそう。
あんた、梨沙さんの花嫁姿は
もう見たの?見ていないでしょう?
あれはとても綺麗だったわよぉ。
やっぱり素がいいと何を着させても
綺麗に見えるものねぇ。
若い頃のお母さんを見ているようで
胸がドキドキしちゃったわ。」
「…へぇ。」
「へぇ…。ってあんたどんな姿か
気にならないの?本当に綺麗だった
んだから!母さんの花嫁姿!もうねぇ、母さんの若い頃は…(以下略)」
…そっちはどうでもいいわ、と
口を挟みたかったがあまり突っかかって
いくと、後々面倒なことになるので
僕は出かかった言葉を無理やり
飲み込み、母親の無駄な自慢話を
つまらなそうに聞いていた。
あんた、梨沙さんの花嫁姿は
もう見たの?見ていないでしょう?
あれはとても綺麗だったわよぉ。
やっぱり素がいいと何を着させても
綺麗に見えるものねぇ。
若い頃のお母さんを見ているようで
胸がドキドキしちゃったわ。」
「…へぇ。」
「へぇ…。ってあんたどんな姿か
気にならないの?本当に綺麗だった
んだから!母さんの花嫁姿!もうねぇ、母さんの若い頃は…(以下略)」
…そっちはどうでもいいわ、と
口を挟みたかったがあまり突っかかって
いくと、後々面倒なことになるので
僕は出かかった言葉を無理やり
飲み込み、母親の無駄な自慢話を
つまらなそうに聞いていた。