現夢~ウツツノユメ~
『成宮くんのおば様から
お手紙を頂いたの。
おば様には以前から、色々と
お世話になっていたから…。
自慢の息子の晴れ姿を私にも
見て欲しかったんじゃないかな?
もしかして、成宮くん
知らなかったの〜?』
と、前半はかなりまじめな返答であったが後半からは若干戯れるかのように
答えた。
こういう一面が
またいっそう可愛らしい。
しかし、この返事はほとんどが
嘘で塗り固められていた。
まず、このことを後で母親に問うてみた
ところ、母親はそんな娘なんて
〝知らない〟と言う。
もはや、その時点で
全て嘘であるとわかる。
…ならば、何故今更僕のところへ
来たのであろうか?
理由はわからないが、心の中には
〝何か〟を期待している
自分がいることは明らかであった。
過去に彼女からの視線を感じたことは
あったが、あれは本当
だったのであろうか?
そう考えると胸の中がわくわくした。
お手紙を頂いたの。
おば様には以前から、色々と
お世話になっていたから…。
自慢の息子の晴れ姿を私にも
見て欲しかったんじゃないかな?
もしかして、成宮くん
知らなかったの〜?』
と、前半はかなりまじめな返答であったが後半からは若干戯れるかのように
答えた。
こういう一面が
またいっそう可愛らしい。
しかし、この返事はほとんどが
嘘で塗り固められていた。
まず、このことを後で母親に問うてみた
ところ、母親はそんな娘なんて
〝知らない〟と言う。
もはや、その時点で
全て嘘であるとわかる。
…ならば、何故今更僕のところへ
来たのであろうか?
理由はわからないが、心の中には
〝何か〟を期待している
自分がいることは明らかであった。
過去に彼女からの視線を感じたことは
あったが、あれは本当
だったのであろうか?
そう考えると胸の中がわくわくした。