現夢~ウツツノユメ~
epilogue
ーチュン…チュン。
外では雀のさえずりが、
立派にその日の朝を告げていた。
天気は快晴ー。
カーテンから少し光が差し込み、
そこには目に見える程度の
埃が宙に舞う。
その部屋からは消毒液の匂いが周辺に
拡がり、言わずもがな
そこが病室の一室である事を
告げていた。
…そしてその奥からはしゃりしゃりと
リンゴを剥く音と女性の楽しそうな
鼻唄が一種のメロディーとなって、
こちらに届く。
…あれから二日の時が経っていた。
外では雀のさえずりが、
立派にその日の朝を告げていた。
天気は快晴ー。
カーテンから少し光が差し込み、
そこには目に見える程度の
埃が宙に舞う。
その部屋からは消毒液の匂いが周辺に
拡がり、言わずもがな
そこが病室の一室である事を
告げていた。
…そしてその奥からはしゃりしゃりと
リンゴを剥く音と女性の楽しそうな
鼻唄が一種のメロディーとなって、
こちらに届く。
…あれから二日の時が経っていた。