ホントのキモチ。

付き合って半年なのに手すら繋がないし。                 「ねぇ、瑠樹。」

「どぉした??忘れ物か??」
「違うっ。」

「瑠樹はこれで良いの??」
「何が??」

「あたしと付き合っていて。」

「へっ??」

「お願い!!教えて??」

「……」

「はっきり言って??本当のことが知りたいの。」

「本当のことか…」

「瑠樹!!」

「言うよ。」

そう言って、あたし達は近くの公園に行った。

瑠樹の話は1年前から始まった。
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