-夏の想い出-
9話 -残りの夏休み-
「...え」
それは、期待してもいいってこと......な、わけないか。
裕美に限ってそれはない。
「ま、ほら。昔からの付き合いだし。」
ほら。こうやって。
「...悠ちゃん?行こう。」
「あぁ...」
そのとき、颯人の方をみたら、小さく舌打ちしたように見えた。
これは―――――裕美が危ないかも。
「ねぇ~悠ちゃん、さっきからカリカリして。どうしたの」
「なんでもねぇよ、少なくともお前が原因ではない」
颯人の舌打ち。気になる。
悪い予感しかしない。
「なぁ、裕美」
「ん、何。どしたの悠ちゃん」
ここは裕美に警告すべきなのか。
いや、した方がいいか。ずっと一緒ってわけでもないしな。
「あの...颯人に気をつけろよ。」
「え。」
「鈴とか緋香里とか同じ方向だろ、一緒に帰れよ」
「何で...」
「いいから」
「う、うん...分かった。」
でも、今一番の問題は――――――――
―――――――まだ夏休みが残ってるという事。
それは、期待してもいいってこと......な、わけないか。
裕美に限ってそれはない。
「ま、ほら。昔からの付き合いだし。」
ほら。こうやって。
「...悠ちゃん?行こう。」
「あぁ...」
そのとき、颯人の方をみたら、小さく舌打ちしたように見えた。
これは―――――裕美が危ないかも。
「ねぇ~悠ちゃん、さっきからカリカリして。どうしたの」
「なんでもねぇよ、少なくともお前が原因ではない」
颯人の舌打ち。気になる。
悪い予感しかしない。
「なぁ、裕美」
「ん、何。どしたの悠ちゃん」
ここは裕美に警告すべきなのか。
いや、した方がいいか。ずっと一緒ってわけでもないしな。
「あの...颯人に気をつけろよ。」
「え。」
「鈴とか緋香里とか同じ方向だろ、一緒に帰れよ」
「何で...」
「いいから」
「う、うん...分かった。」
でも、今一番の問題は――――――――
―――――――まだ夏休みが残ってるという事。