-夏の想い出-
1話 -海-
「裕美~、早いって。」
今日は、今年で一番の猛暑日だった。
汗が滝のように流れてくる。
「悠ちゃんが遅いからだよ~」
悠ちゃんとは俺の事。
こいつは昔からの付き合いの裕美。
今は海にきている訳で―――。
「あっ、みてみて悠ちゃん。カニがいる」
ぱぁっと効果音がつきそうな笑顔で裕美が言った。
「お前よく...平気だな」
暑くて言葉もつまってしまう。
なのに彼女は涼しげな顔でいる。
「何言ってるの悠ちゃん、夏だよ?楽しまなきゃ」
「あーハイハイ、そうかよ」
買ってきたスポーツドリンクを一口飲むと
太陽が眩しい空を見上げた。
今日は、今年で一番の猛暑日だった。
汗が滝のように流れてくる。
「悠ちゃんが遅いからだよ~」
悠ちゃんとは俺の事。
こいつは昔からの付き合いの裕美。
今は海にきている訳で―――。
「あっ、みてみて悠ちゃん。カニがいる」
ぱぁっと効果音がつきそうな笑顔で裕美が言った。
「お前よく...平気だな」
暑くて言葉もつまってしまう。
なのに彼女は涼しげな顔でいる。
「何言ってるの悠ちゃん、夏だよ?楽しまなきゃ」
「あーハイハイ、そうかよ」
買ってきたスポーツドリンクを一口飲むと
太陽が眩しい空を見上げた。