-夏の想い出-
4話 -好きな人-
向こうから走ってくる裕美
「走るな、転ぶぞ」
「ほら、見てみて。おじさんがオマケしてくれた」
「話聞いてんのかよ」
裕美はそれどころではなさそうな顔で
わたあめを一つ俺にくれた。
「お前は...」
「ん?」
「好きな人とか..いるの」
彼女は驚いた。
正直、俺自身も驚いた。
こんな事言うつもりじゃなかったのに。
「...いる、よ」
「ふぅん」
「悠ちゃんは?」
「俺もいる」
「へぇ...」
彼女が少しさびしそうな顔をしたように見えたのは、
俺の自意識なのだろうか。
「悠ちゃんの好きな人ってどんな人」
「俺の好きな人?そうだなぁ」
裕美...なんて言ったら驚くんだろうな
「走るな、転ぶぞ」
「ほら、見てみて。おじさんがオマケしてくれた」
「話聞いてんのかよ」
裕美はそれどころではなさそうな顔で
わたあめを一つ俺にくれた。
「お前は...」
「ん?」
「好きな人とか..いるの」
彼女は驚いた。
正直、俺自身も驚いた。
こんな事言うつもりじゃなかったのに。
「...いる、よ」
「ふぅん」
「悠ちゃんは?」
「俺もいる」
「へぇ...」
彼女が少しさびしそうな顔をしたように見えたのは、
俺の自意識なのだろうか。
「悠ちゃんの好きな人ってどんな人」
「俺の好きな人?そうだなぁ」
裕美...なんて言ったら驚くんだろうな