チョコレート×キャンディ
「いいでしょ? アタシと同じクラスなんだよ?」
「真紀ちゃん!」
後ろに、同じ小学校出身の真紀ちゃんが立っていた。
「どっちがどっち!?」
千香ちゃんが真紀ちゃんの肩を掴む。
「茶髪が金堂竜也で、横にいるのが石田かなめ」
「……石田、かなめ」
千香ちゃんは数回石田君の名前を繰り返していた。
「でっ、でもこっちには草太君がいるもん! ね、里美!」
「え!? う、うん……」
なんの争いかわからないけど、一応合わせておこう……。
「ごめん! まず男子からやるから待ってて!」
やっときた体育の先生。
女子は男子が50Mを走っているのを見ることになった。
男子のほうの先生が、ホイッスルを鳴らして1〜3組の1番から走らせる。
石田君と金堂君が走ったときの声援は、尋常じゃなかった。
「白川さんは?」
「なんか見学するって」
近くで見ていた子の声が耳にはいる。
白川さんって……あの子、だよね?
白川さんも、石田君も金堂君もいるってことは……。
「真紀ちゃん!」
後ろに、同じ小学校出身の真紀ちゃんが立っていた。
「どっちがどっち!?」
千香ちゃんが真紀ちゃんの肩を掴む。
「茶髪が金堂竜也で、横にいるのが石田かなめ」
「……石田、かなめ」
千香ちゃんは数回石田君の名前を繰り返していた。
「でっ、でもこっちには草太君がいるもん! ね、里美!」
「え!? う、うん……」
なんの争いかわからないけど、一応合わせておこう……。
「ごめん! まず男子からやるから待ってて!」
やっときた体育の先生。
女子は男子が50Mを走っているのを見ることになった。
男子のほうの先生が、ホイッスルを鳴らして1〜3組の1番から走らせる。
石田君と金堂君が走ったときの声援は、尋常じゃなかった。
「白川さんは?」
「なんか見学するって」
近くで見ていた子の声が耳にはいる。
白川さんって……あの子、だよね?
白川さんも、石田君も金堂君もいるってことは……。