チョコレート×キャンディ
私がまだ笑い続けていると、同じように声を荒げていた桜井君の声がピタっと止まった。
不思議に思って、そっと顔を上げる。
「そんな笑ってるけど、里美ちゃんもだからね」
「嘘……!?」
「ほら、笑い事じゃなくなったっしょ」
小さい子供みたいに笑う桜井君。
うん、笑えない。
私が学級委員……?
一度もやったことないし、そんなのやれるほど要領良くないよ……。
皆はそれで納得したのかな?
どんどんと表情が曇っていく。
「でも一番最初だし、ミスっても許してもらえると思うけど」
桜井君は眉を下げて、焦りながら私を励まそうとする。
でも私は戻らないままで。
「……誰もやろうとしてなかったし、皆がどうこう言えないしね」
ちょっと声を強めた桜井君は、真面目な顔つきになる。
まるで呆れてるような。
不思議に思って、そっと顔を上げる。
「そんな笑ってるけど、里美ちゃんもだからね」
「嘘……!?」
「ほら、笑い事じゃなくなったっしょ」
小さい子供みたいに笑う桜井君。
うん、笑えない。
私が学級委員……?
一度もやったことないし、そんなのやれるほど要領良くないよ……。
皆はそれで納得したのかな?
どんどんと表情が曇っていく。
「でも一番最初だし、ミスっても許してもらえると思うけど」
桜井君は眉を下げて、焦りながら私を励まそうとする。
でも私は戻らないままで。
「……誰もやろうとしてなかったし、皆がどうこう言えないしね」
ちょっと声を強めた桜井君は、真面目な顔つきになる。
まるで呆れてるような。