チョコレート×キャンディ
「たしかカレーライスだよね?」
「ごめん退いて!」
千香ちゃんに聞いたとき、後ろから強引に私達の間を割ってきた。
階段を数段飛ばして上ってく人は、まさに桜井君で。
いつもは私と同じ青い手提げバッグなのに、なぜか今日は黒いリュックを右肩に掛けている。
そのまま颯爽と去って行った桜井君は、もういなかった。
「どこ行ったんだろうね?」
鍵が閉めてある教室を前に、千香ちゃんは廊下にバッグを置いて一服している。
「さぁ……」
千香ちゃんと同じに不思議になりながらも、まだ開いていない教室にガッカリした。
特に早く来たわけじゃないのに、鍵はまだ開いてなくて、ほとんどの人が廊下で待っている。
「……そうだ、学級委員!」
いきなり千香ちゃんが大声をだす。
そういえば一昨日、私が委員だって言われたな……。
「そうじゃん学級委員!」
千香ちゃんの声を聞いたのか、近くにいた男子がこっちに向かってくる。
「ごめん退いて!」
千香ちゃんに聞いたとき、後ろから強引に私達の間を割ってきた。
階段を数段飛ばして上ってく人は、まさに桜井君で。
いつもは私と同じ青い手提げバッグなのに、なぜか今日は黒いリュックを右肩に掛けている。
そのまま颯爽と去って行った桜井君は、もういなかった。
「どこ行ったんだろうね?」
鍵が閉めてある教室を前に、千香ちゃんは廊下にバッグを置いて一服している。
「さぁ……」
千香ちゃんと同じに不思議になりながらも、まだ開いていない教室にガッカリした。
特に早く来たわけじゃないのに、鍵はまだ開いてなくて、ほとんどの人が廊下で待っている。
「……そうだ、学級委員!」
いきなり千香ちゃんが大声をだす。
そういえば一昨日、私が委員だって言われたな……。
「そうじゃん学級委員!」
千香ちゃんの声を聞いたのか、近くにいた男子がこっちに向かってくる。