秘密の恋
出会い
―4月―
「柚希!起きなさい!」
1階からお母さんの声が聞こえる。
春休みぐらいゆっくり寝させてほしい。
することもないのに早起きしてもなんの意味もないのに。
そんなことを考えながらベッドの中でのんびりしていると、またお母さんの声がした。
「柚希!いい加減にしなさい!
遅刻するわよ!」
ん?遅刻?
………!?
「うわぁぁぁぁ!」
そうだった。
今日は始業式だっけ!
飛び起きて時計を見ると8時だった。
家から学校まで10分。
学校が始まるのは8時半からだ。
急いで制服に着替え、下に降りる。
リビングに行くと中1の弟の陸が朝食を食べていた。
「なにやってんの。
高2にもなってまだ自分で起きられないの?」
「うるさいわね!
あんたは黙ってて!」
「本当のことだろ」
そんな言い合いをしているとお母さんに怒られた。
「早くしなさい!」
テレビの表示が8時15分になっている。
「行ってきます!」
そう言うと同時に家を飛び出した。
「柚希!起きなさい!」
1階からお母さんの声が聞こえる。
春休みぐらいゆっくり寝させてほしい。
することもないのに早起きしてもなんの意味もないのに。
そんなことを考えながらベッドの中でのんびりしていると、またお母さんの声がした。
「柚希!いい加減にしなさい!
遅刻するわよ!」
ん?遅刻?
………!?
「うわぁぁぁぁ!」
そうだった。
今日は始業式だっけ!
飛び起きて時計を見ると8時だった。
家から学校まで10分。
学校が始まるのは8時半からだ。
急いで制服に着替え、下に降りる。
リビングに行くと中1の弟の陸が朝食を食べていた。
「なにやってんの。
高2にもなってまだ自分で起きられないの?」
「うるさいわね!
あんたは黙ってて!」
「本当のことだろ」
そんな言い合いをしているとお母さんに怒られた。
「早くしなさい!」
テレビの表示が8時15分になっている。
「行ってきます!」
そう言うと同時に家を飛び出した。