【完】君を振り向かせるために



『湊先輩!メアドきいてもいいですか?』


『湊先輩彼女いるんですか?』



散々声をかけられる


でもそんなものは無視して


若葉ちゃんが来るのを待つ




少ししたあと顔を歪めた若葉ちゃんが来て



「お待たせしました」
  


「じゃあ、いこっか」



屋上へ向かう




屋上のドアを開けると



サァッと風が吹いて髪を持ち上げる



若葉ちゃんの髪がフサァと揺れ


思わず見とれる




そんな視線に気づいたのか

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