【完】君を振り向かせるために


抱きしめながら背中を優しくトントンと叩く



しばらくして泣き止んだ若葉ちゃん




「先輩来てくれてありがとうございます」



「ううん、若葉ちゃんのためならどこにでも行くよ」



「ふふっ、ありがとうございます」




急にニコッと笑うから顔が赤くなる




「う、うん」



「先輩顔赤いですけど大丈夫ですか?」



「大丈夫大丈夫、それより若葉ちゃんこそ大丈夫?」



「はいっ!おかげさまで」




よかった…


でも今度こんなふうになったらって考えると――


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