【完】君を振り向かせるために


「…若葉ちゃん、こんな時にあれなんだけど……


俺若葉ちゃんのこと好きなんだ」




こんなことを口走っていた




「え?」




困惑した様子の若葉ちゃん


もう一度はっきりという




「好きなんだ」



「先輩が私を…ですか?」



「うん」



「ほ、ほんとうですか?」



「うん、ほんとうだよ。

ずっと前から好きだったんだ」



そんな俺の言葉に涙目になっている




「わ、若葉ちゃん?ごめん、迷惑だったよな…」

< 26 / 39 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop