【完】君を振り向かせるために
「…若葉ちゃん、こんな時にあれなんだけど……
俺若葉ちゃんのこと好きなんだ」
こんなことを口走っていた
「え?」
困惑した様子の若葉ちゃん
もう一度はっきりという
「好きなんだ」
「先輩が私を…ですか?」
「うん」
「ほ、ほんとうですか?」
「うん、ほんとうだよ。
ずっと前から好きだったんだ」
そんな俺の言葉に涙目になっている
「わ、若葉ちゃん?ごめん、迷惑だったよな…」