【完】君を振り向かせるために
「はい…あの、甘いの苦手でしたか?」
「ううん、好きだよ。ありがと」
「そっか〜よかったです」
そういうと安心したように顔をほころばせる
「先輩…あの…」
「ん?どうしたの?」
「えっと、髪にゴミついてますよ」
「え?どこ?どこについてる?」
指摘されて髪をがしがし触る
「あ!髪傷ついちゃいますから…ちょっと屈んでくれますか?」
少し屈むと目の前に若葉ちゃんの顔があって
それと同時にフワッといい匂いがして
ドキッとする