幸せって、なに
「美沙希は親思いなの!
カオリとは違うんだから。」
亜里紗が言うと

「やっぱり。」カオリが納得する。

「ねぇ、みんなが無事進路決まったら
集まってお祝い会しようよ。
ジュースで乾杯して
美味しい物いっぱい食べて
いっぱいおしゃべりして。」
まみが笑顔で提案する。

「うん、しようしよう。」
全員一致で即決した。

その日がくる事を美沙希は疑わなかった。

だが現実に開かれる事はなかった。

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