幸せって、なに
「そんなの言えない。
でも高校受かったら言えそうな気がするの。
だから必死で頑張ってるの。」

「まあ、どういう理由であれ
目標の高校目指して頑張るのは
とてもいい事だよ。
東校って進学校だし。まみ凄いよ。」
美沙希が言うと
まみはちょっと照れながらも頷いた。

「ところで美沙希は?」
カオリが気を取り直して聞いてきた。

「私?私は…」

「何?
美沙希も好きな人と同じ高校に行きたーい。
なんて言うんじゃないんでしょうね。」

カオリがうんざりという言い方で聞いた。

「違う違うよ。
私は好きな人なんていないし。私は」
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