幸せって、なに
まみがお礼に
ハンバーガーをおごってくれると言うので、
同じ敷地内にあるハンバーガーショップで
テーブルに向き合って座り
おしゃべりしながら食べた。

美沙希はひと働きをして
お腹がすいていたのでとても美味しく感じた。

この時の味をずっと忘れる事はなかった。

時計を見るともう六時半で、
あたりも暗くなっていて帰りを急いだ。

家に着くと明かりがついていないので
お母さんは何処か出かけているのかなと思った。

ドアを開け
「ただいま。」一応言ってみた。
やっぱり返事はなかった。
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