幸せって、なに
目の前に現れた女性を見て
僕は息を飲んだ。

美世子と出会う前に親しく付き合っていた
友華だったのだ。

嫌いになって別れたふたりじゃなかった。
いや、好きだった。愛していた。

だが、ふたまたをかけていた僕に天罰がくだったのか
二番目に好きだった美世子が妊娠してしまった。

僕は悩んだ。

そして、男としての責任を感じ
友華と別れ美世子と結婚した。

友華を忘れてしまうのは辛かったが
美世子の甲斐甲斐しさと子供の誕生で
何とか友華を忘れる事が出来、
可愛い子供と三人で幸せな生活を送っていた。
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