幸せって、なに
聞いていた近所の人達が
驚きの声とともに
思い思いの感想を言い合っていた。

すると、おばさんの家から
もうひとりの女性が出てきた。

美沙希はハッとした。
そう、本屋の駐車場で美沙希をじっと見ていた女性、
おばさんと車に乗っていた女性だった。

「君は…。何でここにいるんだ?」

そこでハッと気がついた。

「元山の娘だったのか?」

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