幸せって、なに
男縁のない娘の為に
必死になる親の気持ちは
分からないでもないが、
こんなやり方。

それにまさかあの美沙希が脅しをするなんて
想像にもなかったから

元山のおばさんが謝りに来たら
うまくいくと安心していたんだ。

早く話していれば良かったよ…。」

意気消沈した後、
気を取り直して母の手を取り言った

「美世子、元気になっておくれ。
今度こそ三人で幸せに暮らそう。

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