幸せって、なに
ましてや、
母に無断でそんな事は
しちゃいけないと思った。

父にとっては、
いい思い出のない家なのかも知れないが、

私と母にとっては、
思い出のいっぱい詰まった
かけがえのない家なのだ。

早速、父に話してみた。

黙って聞いた後、
「そうだな。
美沙希やお母さんの気持ちを考えずに
判断して悪かった。
お父さんのマンションもそんなに広くないし、
タンスや当座使わない物は
ここに置いておくか。
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