幸せって、なに
「じゃ、今夜は美沙希を元気づける為にも
力のつく物を食べないとね。
買い物行って来るから留守番お願いね。」
「うん、行ってらっしゃい。」

美沙希は笑顔が戻り母に感謝し、
大好き!
と心の中でつぶやいた。

そうだ、宿題がまだ出来てなかったんだと気づき
部屋に行こうとした瞬間電話が鳴った。
母への電話?
出るのを躊躇したが鳴り続けていたし、
他の人からかも知れないと思って電話に出た。

「もしもし。」

応答がなかったのでまた言った。
「もしもし。」

「美沙希か?」

「えっ、どなたですか?」
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