幸せって、なに
それからは生活の為に
働かざるを得なくなり
仕事を探したが
子連れでの仕事は当然なく、
小さな子供を預かってくれる保育所も
空きがなく順番待ち状態であった。

そこに助け船を出してくれたのがおばさんだった。

「小さい子を抱えて離婚は大変よね。
仕事も思うように出来ないだろうし。
私でよかったら
家に居て暇してるから見といてあげようか。」

神様はいるんだと思った。
この人なら結婚して越してきて以来の付き合いで
気心も知れていていい人だし、
何より美沙希がなついているので安心だと思った。
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