一番星
 
職員室に入るとすぐに、担任の鋭い視線に刺された。



だが、あたしには身に覚えがなかった。



そんなあたしに、担任の視線は


"小娘…身に覚えがないとでも?"


と言っているようだった。



視線で負ける訳にはいかない。



あたしも負けじと


"それが何か?"


というような喧嘩腰の視線を送った。



しばらく睨み合いが続く。



あたしは用件を確かめるべく、担任の方へと歩いた。
 
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