一番星
        ユキナ
家を出て、親友の雪奈を迎えに行く。


学校に行くときは、いつも雪奈と一緒だ。



「おはよっ、星織!」


「おはよう、雪奈!」



いつも通りの挨拶。


夏休みを挟んだと言っても、よく遊んでいたから違和感はない。



「じゃ、行こっか♪」



軽い足取りで歩き出す。



家から学校はとても近く、少し話しているうちに到着した。


話を続けたまま校門をくぐる。





その時だった。
 
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