エリート同期は意地悪がお好き
「言う事は、それだけです…下がりなさい」
「…失礼します」
落胆した三人は、社長室を出ていった。
…後日、佐々木希は、福岡支社に出向、黒川部長は、佐々木専務に逆らえなかったと言う事で、社長の恩上で、籍までは奪われなかったものの、北海道支社に出向になった。そして佐々木専務は、懲戒解雇処分となった。
社長室のドアがノックされた、社長は、どうぞと一言、ドアに向かって言う。そしてゆっくりとドアが開かれた。
「…社長」
「…自力で入社して、営業で常にトップを取って、私としては申し分ない」
「…親の七光りで、最終的に、社長の座に居座っても、この会社は潰れるだけだとおっしゃったのは、どこの誰でしたっけ?」
「・・・ん?あ~、そんな事も言ったか」
社長が笑う。
「…今回の事は、助かりました、ありがとうございました」
「佐々木専務に言ったが、私利私欲の為には、私は動かないよ」
「…知ってる」
「…佐々木専務の不審な動きには、常々悩んでいたんだ。お前が、あれだけの報告書をあげてくれたから、やっと叩けた。私も礼を言おう」
「…礼を言われる事はしてませんよ。俺は自分の為に動いていただけですから」
そう言ってフッと笑う。
「…後1年だ」
「・・・?!30歳になるまでは、営業で仕事をしていいと、言ってたじゃないですか?」
「…司」
…社長と話しをしていたのは、、東城司。
IT企業界でも、一にを争う企業『TOUJOU』 東城守の一人息子だ。
「…失礼します」
落胆した三人は、社長室を出ていった。
…後日、佐々木希は、福岡支社に出向、黒川部長は、佐々木専務に逆らえなかったと言う事で、社長の恩上で、籍までは奪われなかったものの、北海道支社に出向になった。そして佐々木専務は、懲戒解雇処分となった。
社長室のドアがノックされた、社長は、どうぞと一言、ドアに向かって言う。そしてゆっくりとドアが開かれた。
「…社長」
「…自力で入社して、営業で常にトップを取って、私としては申し分ない」
「…親の七光りで、最終的に、社長の座に居座っても、この会社は潰れるだけだとおっしゃったのは、どこの誰でしたっけ?」
「・・・ん?あ~、そんな事も言ったか」
社長が笑う。
「…今回の事は、助かりました、ありがとうございました」
「佐々木専務に言ったが、私利私欲の為には、私は動かないよ」
「…知ってる」
「…佐々木専務の不審な動きには、常々悩んでいたんだ。お前が、あれだけの報告書をあげてくれたから、やっと叩けた。私も礼を言おう」
「…礼を言われる事はしてませんよ。俺は自分の為に動いていただけですから」
そう言ってフッと笑う。
「…後1年だ」
「・・・?!30歳になるまでは、営業で仕事をしていいと、言ってたじゃないですか?」
「…司」
…社長と話しをしていたのは、、東城司。
IT企業界でも、一にを争う企業『TOUJOU』 東城守の一人息子だ。