俺の彼女はいつになったらデレるのですか?!
そういうと生徒はすこしざわついた。

「東雲先生、小鳥遊先生の教え子なんですか?!」

そう聞かれて、この話言っても良かったのかしら。と考えた。

「うん。そうだよ。高校一年のときの担任でそのとき小鳥遊先生は新卒だったの。なんか1年で辞めちゃったんだけど…」

「1年で辞めるって生徒に手出したりしたのかなー」

と、どこからかボソリと聞こえた。

言えるわけない。小鳥遊先生にキスした過去の話を。言うわけないけど…。

「でも、それってなんか運命って感じじゃないですか?!素敵です!」

質問してきた女の子の目がキラキラしていた。

運命…ねぇ…
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