俺の彼女はいつになったらデレるのですか?!
「俺・・・昨日夢でさ桜に気持ち伝える夢を見たみたいで・・・それがうぬぼれなら別にいいんだけど・・・。もうこの際だから言うよ。俺は今も変わらず桜が好きだ。」

桜の言動からして俺はある程度の確信は得ていた。

好きでもないやつの部屋を片付けに来るやつもなかなかいないし、昔のラブレターを大事に持っているなんて忘れたくないってことじゃないのか?

だけど、いざとなると緊張はする。だって確信は得ていても、思い違いかもしれないから。

でも、言った後の桜の表情は泣いていた。

「だって・・・だって・・・「俺が書いたからとか言うんだろ?言葉じゃ不安?むしろ嫌い?」

桜の言葉を遮り言い返す。

桜は小さく首を横に振った。
< 65 / 71 >

この作品をシェア

pagetop