おわりの音が響いた
「この無駄な力のせいで多くのモノを失っています。兄様もサダメ様も。わたくしはただ静かに暮らしたい。平和に穏やかに憎み合うことなくお二人と生きたいだけなのに…」
「憎むなセツナ。僕は兄上が憎い。お前の心を捕まえる兄上が憎い。世界も何もかもを怖したい。僕のモノになるのはセツナだけでいい。だから僕は戦う。終わりの日までそれまで僕はこの戦いをやめない。終止符を打つのは、セツナだよ」
強い風が吹き、セツナが目を逸らすとサダメは消えていた。
「…終止符を打つのは…わたくし」