おわりの音が響いた
「まぁ、そこは姫様次第だからなぁ」
「…お前はどうすればいいと思う?」
「待った。決断を俺にゆだねるのはなし。なにか問題が起きてその決断を後悔するとき、姫様の逃げ道になるだろ。俺は責められるのは御免だし、それに姫様には後悔しない決断をしてもらいたいと思ってる。俺達は姫様が決めるその時まで傍にいて守ってはやれるけど、何かを決める時の基準になるだなんて大それたことはできないんでね」
「…そうか」