おわりの音が響いた

 「私の見えぬとこでコソコソと動き回るお前の動きを知らない私ではない。死ぬなよ。この戦いはどちらかが死ぬようなモノではないのだから」

 「…え?それってどういう」

 重い扉がコトワリによって開かれ、話の続きは聞けなかった。

 「…兄上はこの戦いに別の意味を求めてるのか?」

 どこかで激しい爆発音がし、サダメの思考は中断した。

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