『短編』恋する街角
 

『遊びで付き合うなんて、そんなことする訳無いだろ?』


彼が野口くんに言う。


『初対面の女の子に平気でキスするような男、信用出来るかよ…。』


『初対面じゃ無いさ。』


彼が答える。


そして、わたしに笑いかけると、


『君のことは前から知ってたよ。』


少し照れながらそう言った。


『確か、ショッピングモールでも会ったよね?』




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