君はHERO
#2
しばらく経って、私達の中はより一層深まった。
鈴音 「ねぇ、唯未ちゃんの好きなタイプって何?」
唯未 「好きなタイプ…?」
紗綾 「おっ、いいねー!恋バナ?いいじゃんいいじゃんー!どーゆーのが好き?」
唯未 「えっえっと…」
倉本 「唯未ちゃんが困ってんぞ」
紗綾 「困ってんぞって、興味津々に聞いてんじゃん笑笑あーやっぱ気になる?笑
唯未可愛いもんねー!好きなんだー」
紗綾がこっちを向いてニヤニヤしてきた
倉本 「それは絶対にない。俺タイプじゃないし」
紗綾 「えー!ってか今の発言ひどくね!」
唯未 「まっ、まぁ、私なんか女の子って感じじゃないし、気配りできないし、可愛くないし、"タイプじゃない"なんて言われても仕方ないですよ。」
紗綾 「唯未…?大丈夫?」
何故だか手に涙が落ちていた
唯未 「あ、ごめん、急用思い出した、帰るね!」
紗綾 「あっ、唯未!!」