君はHERO
8時40分のチャイムが鳴り、
ホームルームがはじまる。


ガサガサ……


「ん…?」


窓を覗くと木に登っている人の影が見えた。

何してるんだろ…


「おい、倉本ー、ホームルーム始まってんぞー笑笑」

「おー、わりぃわりぃ笑」


「倉本君、あなたって人は何をやってるんですか!気に登って落ちたらどうするんです!」

「いや、ここの高さ2階までしかないs…」

「何を言ってるんですか!2階でも危ないじゃないですか!!」

「倉本なんでいつも木に登ってるんだよー笑笑」

「だってさ、楽しいよ?風がきもちいし。葉っぱ?の音もいい感じで安らぐんだよねー。」


その後こちらを見てニコッと笑った



倉本さん?は
右目に眼帯をつけて、サラッサラの黒髪の美少年だった。
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